この記事は、G検定の試験に合格したあと、その学習の軌跡を振り返ったものです。
はじめに
5月9日に実施されたG検定(ジェネラリスト検定)を受験し、無事に合格した。
AIの基礎知識を体系的に学んでおきたい——と言えればかっこいいのだが、実際は業務命令に近かった。年甲斐もなく、久しぶりに勉強に汗水垂らした。(実際に汗をかいたわけではないが)
振り返ると、わずか1か月の準備期間だったが、濃い時間だった。ここでは、その短い学習期間でどのように合格までたどり着いたのかをまとめておく。

学習開始直後の戸惑い
最初の数日は本当にきつかった。知らない単語が次々と出てきて、文章を読んでも意味がつかめない。
問題を解けば解くほど、自分の理解の浅さが露呈していく。正直、挫折しそうだった。
そこで、まずは基礎固めとしてチートシートを丁寧に作成した。重要語句や概念を自分の言葉で整理し、理解の穴を埋めていく作業だ。
不明点はAIに解説を求め、角度の違う説明を聞きながら理解を深めた。独学の孤独感が少し薄れた瞬間でもあった。
ペース配分の誤算とピーク維持
学習を続けるうちに、ある日突然ペースが上がった。理解できる範囲が広がり、問題の意図が読めるようになったのだ。
気づけば3週間でピークに到達してしまった。むしろ試験までの2週間を“ピーク維持”しなければならないという、予想外のジレンマに陥った。
この期間は、知識を増やすというより、理解した内容を落とさないように調整する時間だった。焦りはあったが、淡々と復習を続けた。
問題集2冊が生んだ“偶然の効果”
学習には問題集を2冊使った。最初に選んだのは一般的な問題集で、次に購入したのが公式問題集。
ところが、この2冊の問題の言い回しがかなり違っていて、最初は戸惑った。どちらが正しいのか迷う場面もあった。
しかし、この“表現の違い”が結果的に大きな効果を生んだ。G検定は過去問と同じ問題がほとんど出ない。
基本情報技術者試験のように「見たことある問題」が続くわけではない。
だからこそ、異なる言い回しの問題を2種類こなしたことで、応用力と理解力が鍛えられた。狙ってやったわけではないが、結果的に良い学習効果を得られた。
試験当日と合格
試験当日は落ち着いて問題文を読み、知らない表現でも意味を推測しながら解くことができた。
終わってみれば、脅威の正答率での合格。努力が報われた瞬間だった。
■シラバス分野別得点率(小数点以下切り捨て) 1.人工知能とは. 人工知能をめぐる動向:100% 2.機械学習の概要:100% 3.ディープラーニングの概要:94% 4.ディープラーニングの要素技術:100% 5.ディープラーニングの応用例:97% 6.AIの社会実装に向けて:100% 7.AIに必要な数理・統計知識:100% 8.AIに関する法律と契約. AI倫理・AIガバナンス:90%
これから受験する人へ
これからG検定を受ける人には、言い回しの違う問題集を複数やることをおすすめしたい。理解の幅が広がり、試験本番での安心感がまったく違う。
また、学習に生成AIを活用すべきだと強く感じた。自分の理解できる言葉への言い換えをしてくれ、問題集で説明しきれない隙間を埋めてくれる。
生成AIがなければ、短期間での合格はできなかったと思う。
短期間でも、工夫次第で十分に戦える試験だと感じた。