この記事は永野護著『ファイブスター物語』について、ネタバレ無しでまとめたものです。
はじめに
連載開始から40周年を迎え、最新刊となる19巻が発売された『ファイブスター物語』。
漫画家としての永野護氏にとっては、デビュー2作目となる作品である。
これから読む人のために、ネタバレ無しを心がけて書いてきたが、この作品については大丈夫だと思っている。
言葉では語りきれない魅力があるからだ。


永野護とは
永野護氏の職業を一つに絞るのは難しい。
- メカニックデザイナー
- キャラクターデザイナー
- 漫画家
- アニメ・映画監督
- 実業家
- 夫
多様な領域を横断して活動している。
あえて一つで語るなら、クリエイター という言葉が最も近いだろう。
表現者・芸術家といっても過言ではない。
ファイブスター物語とは
永野護氏にとって、デビュー2作目の漫画作品である。
デビュー作は『FOOL for THE CITY』(フール・フォー・ザ・シティ)。
- 連載開始:1986年〜
- 休載期間を含むが、2026年で40周年を迎える
- 第1巻を今見返しても、デザインに古さを感じさせない
ジャンルは「おとぎ話」。
メカやロボットが多数登場するが、SFではない。
すでに最終回は公開されており、この物語は“前日譚”として描かれている。
物語の進み方も独特だ。
主人公を中心に進む作品が多い中で、この作品はサイドストーリーが主軸となる。
一つの物語が終わると、また別の物語が静かに立ち上がる。
もちろん、長い時間軸で見れば、主役たちの物語が進んでいるとも言える。
読む際に一つだけ注意点がある。
話の密度が非常に濃い。
時間と体力があるときでないと読み進めるのが難しいほどだ。
永野護のデザインは唯一無二。
似たデザインがあると言われても、その源流を辿れば永野護に行き着く──そう感じるほどだ。
その原点は、この作品の中にある。
そして連載中にもデザインの進化は続き、主役メカのデザインが大きく変わったときは驚かされた。
自分的、永野護熱の再燃
昨年末から『ファイブスター物語』熱が再燃している。
きっかけは、永野護デザイン展に足を運んだことだった。
デザイン展の記事はこちら
→ 永野護デザイン展(池袋)に行ってきた|FSS・エルガイム・Zガンダムの展示レポート - おのおののひとりごと
その会場で、2026年に新刊が発売されることが告知されていた。
それが今回の19巻である。
書籍情報(単行本)
| 巻 | 発売日 | ISBN | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1巻 | 1998/09/24 | 978-4-04-852996-9 | 1998 EDITION |
| 2巻 | 2005/02/24 | 978-4-04-853822-0 | 2005 EDITION |
| 3巻 | 1990/07/31 | 978-4-04-852275-5 | |
| 4巻 | 1991/09/04 | 978-4-04-852311-0 | |
| 5巻 | 1992/10/29 | 978-4-04-852367-7 | |
| 6巻 | 1994/03/03 | 978-4-04-852468-1 | |
| 7巻 | 1995/04/24 | 978-4-04-852559-6 | |
| 8巻 | 1997/02/26 | 978-4-04-852774-3 | |
| 9巻 | 1998/09/24 | 978-4-04-852957-0 | |
| 10巻 | 2000/09/28 | 978-4-04-853249-5 | |
| 11巻 | 2003/04/17 | 978-4-04-853569-4 | |
| 13巻 | 2015/08/10 | 978-4-04-102242-9 | |
| 15巻 | 2019/12/09 | 978-4-04-108664-3 | |
| 16巻 | 2021/10/08 | 978-4-04-111570-1 | |
| 17巻 | 2023/03/10 | 978-4-04-113157-2 | |
| 18巻 | 2025/03/10 | 978-4-04-115810-4 | |
| 19巻 | 2026/05/09 | 978-4-04-117333-6 |
著者情報(公式プロフィール)
基本情報
- 名前:永野 護(ながの まもる)
- 生年月日:1960年1月21日
- 出身地:京都府舞鶴市
- 職業:
- メカニックデザイナー
- キャラクターデザイナー
- 漫画家
- アニメ・映画監督
- 実業家(株式会社EDIT 代表取締役)
- 活動開始:1983年〜
- 代表作:『ファイブスター物語(The Five Star Stories)』
- 公式サイト:http://automaticflowers.ne.jp/
- 公式X:@naganomamoru
経歴(公式情報)
- 1983年:日本サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)入社
- 1984年:『重戦機エルガイム』メインデザイナー
- 1985年:『機動戦士Zガンダム』キャラクター&メカデザインディレクター
- 1986年:『ファイブスター物語』連載開始
- 2012年:映画『花の詩女 ゴティックメード』公開(原作・脚本・監督・デザイン等を単独で担当)
デザイン思想(公式発言)
- 「メカデザインという役職は存在しない」
→ 人間もメカもすべて「キャラクター」として描く姿勢 - 音楽(特にロック/プログレ)への造詣が深い
- 実家が呉服関係で、布・衣装デザインへのこだわりが強い
その他の公式情報
- 身長:175cm
- 愛称(自称):クリス
- 妻:川村万梨阿(声優・歌手)
まとめ
『ファイブスター物語』についてまとめてみようと筆を執った。
しかし、この作品を言葉でまとめることなど出来ないと、改めて痛感した。
百聞は一見にしかず。
今後も追いかけていきたい作品である。
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