※この記事には、G検定の例題に関する軽い言及がありますが、
具体的な問題文や正答には触れていません。
AIの入門試験を勉強していて、AIと一緒に迷路に入った日のこと
最近、G検定のテキストを読み進めている。
AIを“使う側”から、“作る側の入口”へ向かうための試験だ。
G検定の正式名称は 「JDLA Deep Learning for GENERAL」
例題を解きながら、気になることがあった。
問題文の日本語が、どうにも揺れている。
「最も適切なものを選べ」
「最も不適切なものを選べ」
——“最も”とは誰の基準なのか。
そんな疑問が頭に残る。
AIに聞いてみたら、平気で間違える
試しにAIに問題を投げてみる。
すると、わりと平然と間違える。
こちらが「いや違うだろ」と思っても、
AIは自信満々に理由を語り始める。
理解しているわけではなく、
ただ“もっともらしい文章”を生成しているだけ。
G検定で学ぶ内容そのものが、目の前で展開されている。
正答を伝えてみる
正答を渡すと、AIは何事もなかったように、
「これは〜なので不適切です」
と、真顔で解説を始めた。
自分もさっき間違えたくせに、
急に上から語り出す感じが、なんとも言えない。
わざと間違った正答を渡してみた
試しに、わざと誤った答えを渡してみた。
するとAIは、やはり同じ調子で、
「これは〜なので不適切です」
と、真顔で解説を始めた。
結局、どの回答でも、それなりの解説を無理やり作る。
急に上から語り出す感じが、少し痛々しい。
どう考えても正答が合わない問題
そんなやり取りを続けているうちに、
どうしても納得できない問題に出会った。
「最も不適切なものを選べ」とある。
選択肢は四つ。
そのうち三つがどう見ても不適切。
ところが回答を見ると、
残り一つの“適切そうな選択肢”が正答になっている。
AIと議論しても、
自分で考えても、
どう読んでも正答が合わない。
「これは絶対おかしいだろ…」
「AIと漫才やっている暇ないんだよ!」
そう思いながら、版元のサポートページを見た。
正誤表:問題文が間違っていました
そこには、静かにこう書かれていた。
「不適切」ではなく「適切」が正しい。
……問題文そのものが間違っていた。
AIの誤答でもなく、
自分の理解不足でもなく、
前提が揺れていた。
あれだけAIと議論していた時間は、
問題文の誤植の上で踊っていただけだった。
今日の学び
AIの入門試験を勉強しているのに、
そのAIと一緒に迷路に入り込んでいた。
AIは前提が間違っていても気づかない。
問題文が揺れていても、整った文章を返してくる。
そして自信満々だ。
人間の側が、その揺れを見抜く必要がある。
今日はそんなことを思った。
おわり。
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