この記事では、日向夏著『不死王の息子』の魅力を、ネタバレなしで紹介しています。
作品の雰囲気や読みやすさを知りたい方に向けて、設定や特徴を静かにまとめました。
はじめに
日向夏先生といえば『薬屋のひとりごと』が広く知られているが、
本作『不死王の息子』では、また別の角度から“日向夏らしさ”を味わえる。
最近コミカライズが始まり、慌てて原作小説を手に取った。

設定と物語
舞台は現代日本。
ただし、人外や吸血鬼が存在する世界観で、冒頭からファンタジー色が濃い。
中学受験を控えた小学六年生の少女・由紀子のクラスに、
山田不死男という少年が転校してくる。
彼は“不死王の息子”として、あまりにも普通に紹介される。
物語は二人を中心に進んでいく。
なお、不死男の父、人外の中でも孤高とされる“不死王”は——食材である。
魅力
基本はホラーではなく、軽やかなギャグが中心。
“すぷらったぁ”な描写はあるものの、小説であるため、
読者自身のイメージで調整できる。
そのため、苦手な人でも読みやすいと感じるかもしれない。
『鬼滅の刃』でも、アニメの“鬼”や“流血”が苦手だった読者が、
小説版なら大丈夫だったという話を聞いたことがある。
書籍紹介には「カニバリズム・コメディ」という、
あまり見ない言葉が添えられている。
- カニバリズム:人が人を食べる行為
- コメディ:笑いを中心とした作品
重い題材を扱いながらも、作品全体はコメディ寄り。
一方で、シリアスな伏線も随所に散りばめられており、
今後どのように展開していくのか、とても気になる。
書籍情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 不死王の息子 |
| 著者 | 日向夏(ひゅうがなつ) |
| レーベル | ヒーロー文庫(主婦の友社) |
| 発売日 | 2021/11/29 |
| 形式 | 文庫/単行本/電子書籍 |
著者情報
日向夏(ひゅうがなつ)
日本の小説家。
代表作に『薬屋のひとりごと』などがある。
テンポの良い会話劇と、シリアスとユーモアの緩急をつけた作風に定評がある。
まとめ
日向夏先生らしい魅力が、今回の作品にも静かに息づいている。
ただ、次巻の発売の噂がまったく聞こえてこないことだけが不満である。
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