漫画『モンキーターン』の魅力を、ネタバレなしで静かに紹介する記事です。
作品の空気や読後感を大切にしながら、あらためて感じた良さをまとめています。
はじめに
まだ、週刊少年サンデーを購読していた頃、連載が始まった。
前作、『帯をぎゅっとね』の時から、その絵のタッチが気に入っていた。
連載途中で週刊誌の購読を止めてしまったため、物語の行方が気になっていた。
昨年、ついに"まとめ買い"をしてしまい、再読となった。
やっぱり良い。

設定
高校生最後の夏の甲子園予選で敗退した少年・波多野憲二。
競艇ファンの担任と、OGの競艇選手とともに訪れた競艇場で、モーターボートに体験搭乗する。
その時のボートの感触に魅せられ、協定選手になることを決意する。
波多野憲二の選手生活の成長を軸に、物語は進められる。
連載時は競艇であったが、現在はボートレースに名称変更されている。
また、現在のルールと異なる描写があるなど、時間経過上致し方ない部分があるが、
物語を読む中では特に気にならなかった。
映像化
全く知らなかったのだが、アニメ化されていた。
こちらについては、未視聴であるため、情報だけ纏める。
■TVアニメ『モンキーターン』(2004)
- 放送期間:2004年1月10日〜6月
- 話数:全25話
- 制作:OLM
- 監督:秋山勝仁
- シリーズ構成:冨岡淳広
- キャラクターデザイン:奥田淳
- 放送局:テレビ東京系
■TVアニメ『モンキーターンV』(2004)
- 放送期間:2004年7月〜12月
- 話数:全25話
- 制作:OLM(前作と同じ)
書籍情報
- タイトル:『モンキーターン』
- 著者:河合克敏
- 出版社:小学館
- 掲載誌:週刊少年サンデー
- 巻数:全30巻
著者情報
河合克敏(かわい かつとし)
1960年生まれ。
代表作に『帯をぎゅっとね!』『モンキーターン』『とめはねっ!』など。
まとめ
作者である河合克敏は、スポーツを題材にしながら、
技術描写のリアリティとキャラクターの成長を丁寧に描く作風が特徴だと思う。
『モンキーターン』は、競艇という特殊な競技を扱いながら、
読者を置いていかない“導線の引き方”が見事な作品だった。
競技の専門性が高い作品だが、知識がなくても読める構成になっている。
波多野憲二の成長を追ううちに、
気づけば競技そのものの奥深さにも惹かれている。
青春ものとしても、スポーツものとしても読める。
久しぶりに読み返し、そして物語の結論を知り、やはり好きな作品だと、あらためて感じた。
そこには、河合克敏作品らしい“気持ちの良い読後感”があった。
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