この記事は、三浦糀著の『アオのハコ』について、ネタバレなしでその魅力についてまとめたものです。
はじめに
最近、漫画は単行本でしか読んでいない。
そのため、アニメや関連紹介のおすすめ以外では、新しい作品に出会うことが少ない。
その中で、先日紹介した『ありす、宇宙までも』は、稀有な出会いであった。
『アオのハコ』もアニメから入った。
それも第1期の放送が後半に差しかかってからである。
『薬屋のひとりごと』との出会い方と同じだ。
原作本デビューは、2025年元旦。
当時の最新巻である18巻まで、一気買いして一気読みした。
舞台と物語
舞台
舞台の中心は、中高一貫のスポーツ強豪校・栄明高校。
全国レベルの部活が揃う学校で、生徒たちは日々の練習と青春を同時に抱え込んでいる。
登場人物
| 登場人物 | 役割 |
|---|---|
| 猪股大喜 | 主人公(男子バドミントン部) |
| 鹿野千夏 | ヒロイン(女子バスケ部) |
| 蝶野雛 | もう一人のヒロイン(新体操部) |
猪股大喜はバドミントン部に所属する高校1年生。
部活に打ち込みながら、1年先輩である女子バスケ部の鹿野千夏に憧れる。
蝶野雛は、大喜とは中学からの同級生。友人関係からはじまり、次第に大喜との関係を意識し始める。
物語
3人の登場人物を中心に物語は進む。
部活、そしてそれぞれの関係についての心情が丁寧に描かれた作品で、相手を思いやる気持ちに溢れ、静かに優しく進んでいく。
作者について
名前:三浦 糀(みうら こうじ)
生年月日:1995年3月28日
年齢:30歳(2026年現在)
出身地:宮城県仙台市
性別:女性
学歴:武蔵野美術大学・芸術文化学科
活動開始:2013年〜
作者は、中学〜高校時代にバドミントン部に所属。
スポーツ描写のリアリティは、作者自身の経験と取材から描かれていると推測できる。
驚きと気づき
驚き
この作品がジャンプで連載されているということ。
ジャンプ作品らしさが少なく、サンデーやマガジンでの連載と言われても違和感がないほどだ。
気づき
主役3人の役名が……猪鹿蝶(花札の役)。
| 花札の役 | キャラ名 |
|---|---|
| 猪(いの) | 猪股大喜 |
| 鹿(しか) | 鹿野千夏 |
| 蝶(ちょう) | 蝶野雛 |
公式な発言はないものの、挿絵などでも表現されているため、関係していると思われる。
魅力とまとめ
高校時代・青春・恋愛の理想系というのだろうか。
不器用な恋愛の心情が丁寧に描かれ、自分の高校時代を思い出すようで、
ちょっと気恥ずかしいながらもハマっていく。
※これ以上は気恥ずかしいので自主規制。
「アオのハコ」という作品は、
青春が詰まった箱──いや、青春という時と想いがそっとしまわれた箱であり、
将来、アルバムをめくるように見返すものなのかもしれない。
青春時代に終わりがあるように、連載にも終わりが近づいている。
悲しいようであり、清々しいようでもある。
そのどちらの感情も、きっとこの作品らしい。
読者としては、その箱の蓋がそっと閉じるまで、見守っていきたい。
合わせて読みたい小説
物語の前日譚、そして幕間(サイドストーリー)としての小説が2冊出ている。
こちらも『アオのハコ』の空気感のまま物語が進んでおり、合わせて読んでもらいたい。
- アオのハコ Prologue(前日譚)
- アオのハコ Interlude(幕間/サイドストーリー)
(原作)三浦糀 (著者)七緒


書籍情報(コミック)
作品:アオのハコ
作者:三浦糀
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
レーベル:ジャンプコミックス
連載開始:2021年19号(2021年4月12日)
既刊:1巻〜24巻(2026年3月現在)


アニメ概要
原作:三浦糀
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS
放送情報
- 第1期:2024年10月〜2025年3月
- 第2期(Season 2):2026年秋 放送予定


