後悔
事前の下調べが必要だった。
昔の秋葉原電気街や、スポーツ用品店が固まっていた頃の神田小川町をイメージしていた。
古書街も、各お店がひとかたまりになっているものと、勝手に思い込んでいた。
今回の記事をまとめるにあたって古書店MAPを開いてみると、
自分が歩いたのは靖国通り沿いの、ほんの一区画だけだったことに気がついた。
あの日は、まったく散策できていなかったのだ。
それでいて、どのお店が何を得意としているのか分からないまま歩いていた。
入口の雰囲気や棚の並びが見えないだけで、敷居が高く感じてしまう。
そんな自分勝手な印象を、あの日は抱いていたのだと思う。
最悪な気分だ。
猛省しつつ、購入には至らなかったものの、興味を引いたものはいくつかあった。
浮世絵 一枚五百円
最近、浮世絵に興味を持ち始めた。
気に入った絵があれば購入しようと、むかしのレコード盤をめくるように一枚ずつ見ていく。
残念ながら、いまの知識量では知っている絵はなかった。
(浮世絵に興味をもった経緯はこちらの記事)
『イタリアワインがわかる』
イタリアワインが好きである。
しかし、いつも指名買い──キャンティ・クラシコ。
試しにその章だけ読んでみたが、数ページにわたる濃密な解説が続いていた。
面白そうだと思ったが、他のワインのページまで読み始めると危険な香りがしたので、購入は諦めた。
『紫電改 取扱説明書(復刻版)』
紫電改とは、日本帝国海軍の戦闘機。
棚の高い位置に置かれていて、手に取ることすらできなかった。
図面を見るのが絵画を眺めるように感じる自分のマニアック気質を、強くくすぐられた。
他にもいくつか興味を惹かれたものがあったが、恥ずかしいのでここでは自主規制しておく。
実りのないこの記事を読んでくれた方へ、
ほんの少しではあるが、感謝の気持ちとして以下の情報を贈ります。
三省堂
旧本店は2021年に一度閉店した三省堂。
建て替え後の再オープン日が、3月19日と迫ってきていた。
隙間から見える店内の書架は、すでに一杯であった。
- 地上9階・地下1階の新しいビル
- 書籍フロアのほか、イベントスペースやカフェも入る
- 神保町の“現代の本屋”としての象徴的存在に戻った
古書街まつり
神保町には秋の大きな古本まつりがあるけれど、春にも小さな古書イベントが開かれるようだ。
通りには、開催を知らせるポスターが掲示されていた。
春の古書街まつり(2026)
- 開催:2026年4月16日〜19日
- 会場:東京古書会館・小川広場(普段は業者専用の競り場も一般開放)
- 参加:全国130軒以上の古書店(京都・大阪・北海道〜九州まで)
- 同時開催:神保町さくらみちフェスティバル/春の神保町ブックフェスティバル
おわりに
春の古書街まつりには参加しようと思う。
きっと、あの日よりも敷居が低くなっているのではないかと感じている。
チャンスがあれば、その前にもう一度訪れて、街の雰囲気を確かめたい気持ちもある。
もちろん、今度はしっかり予習してからになるのだけれど。