この記事は、おでんはごはんのおかずになるのかを、地域差や家庭の味の違いから考察。関東風おでんと日本酒との相性、個人の食べ方までまとめた読み物記事。
はじめに
おでんは、ごはんのおかずになるのか。
自分は、おかずにはならない派である。
とはいえ、同じような意見を耳にすることもある。
はたして、おでんは、ごはんのおかずになるのだろうか。
そんな問いが、ふと浮かんだ。
寒い冬にはおでんが似合う

地域のちがい
気になって調べてみた。
関西では「ならない」派が多いらしい。
おでんは単体で味わうもの、あるいは酒の肴として。
一方、「なる」派は、関東や東北地方に少なくない。
つゆをごはんにかける食べ方もあると聞いた。
おでん自体、地域によって味付けが異なるという。
つゆの濃さや出汁の風味で、「なる」「ならない」が分かれるのかもしれない。
家庭の味がそのまま判断基準になるあたり、日本の食文化らしいと思う。
自分の食べ方
自分は関東で食べているので、関東風のおでんだと思う。
もっとも、関東風の定義は今ひとつ明確に掴めていないのだが。
けれど、ごはんと一緒には食べない。
肴として楽しむが、ビールもいまひとつ合う気がしない。
自然と、日本酒を用意することになる。
お燗は難しい。熱しすぎると、風味もアルコール分も飛んでしまう。
だから、冷やか常温で飲むことが多い。
冬の空気に冷やされた酒が、出汁の余韻と重なる。
旨い。
選ぶのは、吟醸でも大吟醸でもなく、削りすぎない純米酒。
大根、卵、じゃがいも、ちくわぶ――
子供の頃から変わらない具材が、今も変わらず好きだ。
湯気の向こうに見える具材の並びが、なんとなく安心させてくれる。
お気に入りは、新潟の想天坊

錫の酒器で味わう

おわりに
おでんは、ごはんのおかずになるのか。
その答えは、地域と記憶の数だけあるのかもしれない。
難しいことは考えず、美味しければ、それでいい。
その日の気分や気温で、答えが変わってもいいのだと思う。
御飯のおかずにはならないのだが、酒のツマミとしては大量消費してしまう。
おでんも、酒も。