この記事では、宇宙飛行士を目指す朝日田ありすと、彼女を支える犬星類の歩みをネタバレなしで紹介。過去の痛みと不器用さを抱えながら夢へ進む二人の成長と、作品が持つ静かな魅力を丁寧に考察するレビュー。
はじめに
AmazonのKindleから、オススメとして連携されてきた。
稀にオススメの本を購入するのだが、意外と趣味を外れない。
オススメを作成するシステム、AIの協調フィルタリングが正しく動くということは、大多数の人と自分の趣味が一致しているのだと、妙な思いをする。
最近、生成AIの勉強をしているためだろうか?
作品の内容(ネタバレなし)
朝日田ありすは女性宇宙飛行士。
三回目の飛行でコマンダー(船長)に任命され、その快挙を祝う記者会見の場面から物語は始まる。

しかし、すぐに時間は遡り、ありすが小学校6年生だった頃へ。
そこにいるのは、日本語が片言で、勉強もままならないありすの姿だった。
級友たちは、彼女の言い間違いを「冗談で笑わせているのだろう」と受け取るが、ありすはいつも真剣に答えようとしていた。
そして彼女は、生きることそのものに疑問を抱き、「生まれ変わらなければいけない」と思い詰めていた。
級友の一人である犬星類は、当初ありすを“ただのバカ”だと考えていた。
しかし、ありすの状況には理由があると気づき、彼女に伝える。
「君は、バカじゃないかもしれない」
ここから、宇宙飛行士を目指す朝日田ありすと、
それを支える犬星類との歩みが動き出す。
現時点では恋愛要素は一切なく、
ひたすらに“夢へ向かう二人”の関係が描かれている。
これ以上はネタバレを避けるけれど……
とにかく物語に引き込まれた。
書籍情報
ありす、宇宙までも(売野機子)書籍一覧
| 巻 | 発行年月 | ISBN(ハイフン付き) |
|---|---|---|
| 1巻 | 2023年12月 | 978-4-09-863006-6 |
| 2巻 | 2024年4月 | 978-4-09-863070-7 |
| 3巻 | 2024年8月 | 978-4-09-863122-3 |
| 4巻 | 2025年2月 | 978-4-09-863210-7 |
| 5巻 | 2025年10月 | 978-4-09-863351-7 |
| 6巻 | 2026年2月 | 978-4-09-863778-2 |
| 7巻 | 2026年6月 | 978-4-09-864029-4 |
まとめ
宇宙飛行士の物語という点では『宇宙兄弟』を読んでいたこともあり、
自分はすんなり世界に入れた。
だが、宇宙の知識がなくても、ありすの不器用さや痛み、
そして前に進もうとする姿勢が、自然と読者をその世界へ連れていってくれる。
現在、第5巻まで刊行中。
2026年2月、最新刊(第6巻)が刊行されました。
2026年6月、最新刊(第7巻)が刊行予定です。
2月発刊予定の次巻が待ち遠しいと同時に、この面白さをぜひ誰かと共有したい。

