おのおののひとりごと

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『ありす、宇宙までも』売野機子 著|好きな作品の話

この記事では、宇宙飛行士を目指す朝日田ありすと犬星類の歩みと作品の魅力を、ネタバレなしで紹介しています。

朝日田ありすは女性宇宙飛行士。
三回目の飛行でコマンダー(船長)に任命され、その快挙を祝う記者会見の場面から物語は始まる。 "漫画『ありす、宇宙までも』の表紙の写真"

しかし、すぐに時間は遡り、ありすが小学校6年生だった頃へ。

そこにいるのは、日本語が片言で、勉強もままならないありすの姿だった。
級友たちは、彼女の言い間違いを「冗談で笑わせているのだろう」と受け取るが、ありすはいつも真剣に答えようとしていた。
そして彼女は、生きることそのものに疑問を抱き、「生まれ変わらなければいけない」と思い詰めていた。

級友の一人である犬星類は、当初ありすを“ただのバカ”だと考えていた。
しかし、ありすの状況には理由があると気づき、彼女に伝える。

「君は、バカじゃないかもしれない」

ここから、宇宙飛行士を目指す朝日田ありすと、
それを支える犬星類との歩みが動き出す。

現時点では恋愛要素は一切なく、
ひたすらに“夢へ向かう二人”の関係が描かれている。

これ以上はネタバレを避けるけれど……
とにかく物語に引き込まれた。

宇宙飛行士の物語という点では『宇宙兄弟』を読んでいたこともあり、
自分はすんなり世界に入れた。
だが、宇宙の知識がなくても、ありすの不器用さや痛み、
そして前に進もうとする姿勢が、自然と読者をその世界へ連れていってくれる。

現在、第5巻まで刊行中。
2月発刊予定の次巻が待ち遠しいと同時に、この面白さをぜひ誰かと共有したい。