この記事では、独自ドメイン設定の伝播を追い続けた数日の記録と、Aレコード・NS・CNAMEが動き出す瞬間を静かに描いています。
Aレコードが動き始めた瞬間
DNS CHECKER で監視していてその動きに気づいたのは、独自ドメインの登録から七十時間が過ぎた頃だった。
A レコード(IP アドレス)は静かに通り始め、観測地点で、確かに何かが動き出していた。

NSの匍匐前進
次に注視したのは NS(ネームサーバ)の挙動だ。
NS は、まるで匍匐前進のように通り始め、
世界地図の緑をじわじわと押し広げていく。
(DSN CHECKERの世界地図では、伝播したDSNサーバーに緑のチェックマークが入る。ここでは緑と記す)

TTL 24時間という意味
ドメイン申請時の設定画面には既存の NS が並び、TTL は 24 時間だった。
今、その意味をやっと理解した。
この数字が、世界の動きの粒度を決めていた。
onoono 登録前から存在していたこの NS 情報は、最大 24 時間保持される。
「最大 72 時間程度かかる」と言われる伝播時間は、この 24 時間の倍数だったのだと。
新旧情報のせめぎ合い
NS は、onoono を拒否したり通したりと揺れている。
新旧の情報がせめぎ合っているのだろう。
しかし、緑化は確実に進んでいた。
収束へ向かう世界地図
A レコードが通る地点は増え、
NS の揺れも徐々に収束へ向かっているように見えた。
なにしろ、世界地図の緑化が明らかだった。
CNAME監視へ
そして、いよいよ CNAME(エイリアス)の監視へと移る。
この案内板(エイリアス)が立ち上がれば、
はてなブログの設定は正式に完了するはず。

最後の確認
DNS CHECKER の観測ポイントも限られている。
監視に集中している間に、はてなブログ側の独自ドメイン設定が先に通ってしまう場合もあるだろう。
たまに、はてなブログの設定画面の状況も確認する。
やっとここまでたどり着いたのだから、一刻も早くミッションの終了を見せてほしいと願っていた。
しかし、すぐに CNAME も更新されるだろうという期待は、見事に裏切られた。
72 時間+12 時間が経過しても、CNAME は依然として沈黙を続けていた。
世界地図の緑化は、必ずしも「世界が正しい情報を共有した」ことを意味しなかった。
A レコードが通り、NS の揺らぎが収束していくように見えても、
その裏側で JP レジストリだけが沈黙を続けていたことがわかった。
DNS CHECKER が示すのは“世界の断片”にすぎない。
本当の更新は、もっと深い階層――
z.dns.jp(親)が動く瞬間にかかっている。
DNS の動きに踊らされていたのだ。
(と、詳しそうに書いているが、教えてもらったことの転記にすぎない)
そして、その瞬間はまだ訪れていなかった。
静かな停滞が続いていた。
夜明け
失意のまま迎えた翌朝、待ちに待ったその変化は訪れていた。
A レコードと NS の揺らぎが、ついに終息していたのだ。
Aレコードの状態

NSの状態

待ちに待っていた変化だ。
ついに、ついに、待望の瞬間が訪れる――。
CNAMEの状態
