この記事では、輸入停止のニュースをきっかけに購入した“塊タイプ”の生ハムを新年に開封し、削って飲んで味わう贅沢な夜を記録しています。
年末のニュースと、背中を押された夜
昨年末、スペイン産の生ハムがしばらく輸入できなくなる──そんなニュースが流れた。
新たな仕入れルートが整うまで混乱するのでは、という予想もあった。
「これは、確保しておくべきだな」と判断したのは、その日の夜だった。
“塊タイプ”を選んだ理由
前から気になっていた“塊タイプ”の生ハム。
台座と専用包丁がセットになった、あの本格的なやつ。
骨なしを選んだのは、コンパクトで扱いやすそうだったから。
そして何より、薄切りにできる“可食部”が多そうだという期待からだった。
勢いのまま注文したのが年末。
新年2日の夕方、いざ開封
ついに、その塊を開封した。

削った。削った。
思いのほか切りやすい。

切った、切った、たまにつまみ食った。
「うんまぁーい」
塩味が強すぎず、香りがふわっと広がる。
ビールをくれ、と一杯目。

飲む。切る。食べる。反復の夜
この日は、年末に自分で作った燻製も一緒に並べていた。
生ハムの塩気と、燻製の香り。
どちらも酒を呼ぶ。


飲む。切る。食べる。
飲む。切る。食べる。
気づけば、ずっとその反復を続けていた。
切る。切る。薄切りが溜まる。
次は白ワイン、と二杯目。
「うんまぁーい」再び。
切れども、切れども、薄切りは溜まる。
食べても、食べても、塊はまだまだ残る。
新年の夜に訪れる、贅沢の飽和点。


そして気づく。
「これ以上は飲めません!」
(何杯目だったのかは、もう覚えていない。)
翌日への決意
残った薄切りを眺めながら、静かに決意した。
明日の昼は、パスタに絡めて食べよう。
年始らしい、ゆるやかな決意とともに夜が終わった。